YUKI.N
危うく更新忘れるところでしたが、月1の更新なので書いていきます。
アニメも2期が放送決定になり、嬉しいわけですが、いつラノベの続きが出来上がるのかと問い詰めたい次第です。
とか言ってるうちに既に10月。
サイトを見る限り新しい長門グッズが発売されたようです。

長門のクッションだよ!!
うはwwwwこれは欲しいwww
詳細はここから。
いやいやマテマテ
確か11月にはWiiのゲームが出るし、さらに今年の冬にはDSでゲームが出るらしいし。
俺は何を買えばいいんだろうか……。
お金あんまり無いよ……。
アニメも2期が放送決定になり、嬉しいわけですが、いつラノベの続きが出来上がるのかと問い詰めたい次第です。
とか言ってるうちに既に10月。
サイトを見る限り新しい長門グッズが発売されたようです。

長門のクッションだよ!!
うはwwwwこれは欲しいwww
詳細はここから。
いやいやマテマテ
確か11月にはWiiのゲームが出るし、さらに今年の冬にはDSでゲームが出るらしいし。
俺は何を買えばいいんだろうか……。
お金あんまり無いよ……。
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2008/10/01 |
- 10月号 |
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- ▲
「メイドさんと秋」あとがき
いつもノベルを提供していただいてありがとうございます。
あとがき
あとがき
はい、メイドさんと俺シリーズ第三弾です。
今回のコンセプト。
「いいか、ご主人様はどこまでも傲慢な態度をしてはいけないものだ。少なくとも俺はそう思っている」ってことで。
いや、時代は流れています。最近の風潮では、ご主人様は絶対的存在、て感じが多いのでしょうか。
でも本当は、メイドさんは主人のことを第一に思い、考え、そして主人は自分のメイドを信じていることが大切なのではないのでしょうか!
ふぅ、ついつい熱くなってしまいました。でも、そんなメイドさんって素敵だと思いませんか?ぜひとも一家に一人欲しいと思いませんか?
個人的には、三千院家のナギとマリアさんのような信頼関係が築けると最高です。
そんな信頼しているメイドと主人の姿を描きたかった第三弾です。
ちなみに。
この秋は、ほんの数時間で書いています。理由?時間が無いからです(泣)
心と時間にゆとりがあればまだクオリティは上げれたかもしれませんが、とりあえず今回は勘弁を。
気力がつきかけているので、次回予告して終わります。
簡単に言うと、シリアスな展開になりそうです。
ですが、ドールの方も手を付けたいと思うので冬はもしかしたら二月の寒い盛りになるかもしれません。
では、次回作まで作者としての私とは、ごきげんよう。
今回のコンセプト。
「いいか、ご主人様はどこまでも傲慢な態度をしてはいけないものだ。少なくとも俺はそう思っている」ってことで。
いや、時代は流れています。最近の風潮では、ご主人様は絶対的存在、て感じが多いのでしょうか。
でも本当は、メイドさんは主人のことを第一に思い、考え、そして主人は自分のメイドを信じていることが大切なのではないのでしょうか!
ふぅ、ついつい熱くなってしまいました。でも、そんなメイドさんって素敵だと思いませんか?ぜひとも一家に一人欲しいと思いませんか?
個人的には、三千院家のナギとマリアさんのような信頼関係が築けると最高です。
そんな信頼しているメイドと主人の姿を描きたかった第三弾です。
ちなみに。
この秋は、ほんの数時間で書いています。理由?時間が無いからです(泣)
心と時間にゆとりがあればまだクオリティは上げれたかもしれませんが、とりあえず今回は勘弁を。
気力がつきかけているので、次回予告して終わります。
簡単に言うと、シリアスな展開になりそうです。
ですが、ドールの方も手を付けたいと思うので冬はもしかしたら二月の寒い盛りになるかもしれません。
では、次回作まで作者としての私とは、ごきげんよう。
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2008/09/20 |
- 小説 |
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- ▲
「メイドさんと秋」後編
後編でつ。
前編はコチラから。
前編はコチラから。
次に目が覚めたのは、畳の上に引かれた布団の上だ。身体は……動く。
「十時ちょい、ってところか。」
つまり、まだ午前中ってことか。てか、今度はどこだよ?
「ご主人様、お目覚めですか?」
そこには、私服姿のシエルが。
「ここは?」
「ちょっと山奥の、旅館です。」
ところで、とシエルは話を変え、
「ご主人様、本日は強引な手段を用いて申し訳ございませんでした。ですが、それらもご主人様の健康を願ってのことですので気になさらずにお願いします。」
「は、はぁ。まぁ、昨日の夜から何があったか説明してくれ。」
「はい、分かりました。」
ご主人様、疲れ果てて就寝
↓
明日も本を読まれては、ご主人様の健康に悪いと考え、気分転換用に計画を遂行
↓
とりあえず、自分の部屋にご主人様を保護
↓
ご主人様起床後、すぐに用意していたクロロホルムで四時間程度の睡眠を提供
↓
タクシーを呼び、ご主人様を抱えて出発
↓
旅館到着
↓
クロロホルムの効果が切れ始め、ご主人様起床
という説明を受けた。
「で、二段目の『計画』ってなんだ?」
「ご主人様、これです!」
シエルが、バタン、と窓を開ける。そこには。
「うおぉっ」
思わず声を上げるほど、見事な紅葉が広がっていた。
秋といえばやっぱり紅葉狩りでしょう、というのがシエル談だ。いや、この自然の美しさには心奪われるものがある。
自然の中だからこそ生まれるコントラスト。赤、黄、橙、緑、様々な色が混ざり、重なり合い、一つの芸術を生み出しているようだった。
「さて、ここにいても何ですし、早速山の中へ行きましょう!」
「うぉ、ちょっと待って……」
自分のメイドに腕を引っ張られるとは、ねぇ。でも、正直主人としてはすごくうれしかったからよしとする。
「うわぁ、やっぱり中から見ると違いますね〜」
「あぁ、流石だな……」
実は、今の返事はあいまいだ。日ごろの微妙な運動不足と、さっきまで回ってた薬のおかげで山に入って一時間もしないうちに足がふらふらだ。一方のシエルは、日ごろのメイドさんとしてのお仕事のおかげだろう。ぴんぴんしている。
「あのさぁ、シエル?」
「何でしょう、ご主人様。」
「昨日の件についてだ。シエルは、本当はどう思っていたんだ?」
ピクリとシエルの肩が動き、シエルが口を開く。
「私、ご主人様が読書が非常に好きなことは知っています。でも、流石に、あんなことはメイドの主人として、やっちゃいけないと思うんです。」
主人に対して物言いしているという罪悪感だろうか。シエルは、いつもにも増して声がか細くなり、申し訳なさそうな目をしている。
「主人として、やっぱりある程度は使用人の労を労うことは、大切なんです。私だけかもしれませんが、私は、ご主人様が喜んでる顔を見たくて、そして、ご主人様が私のことをほめてくださることがすごくうれしくて、私を認めてくれているようで……」
シエルの、心の声があふれてくる。主人という立場の相手に対して言えなかったことが、まるでリボンを解くように、するすると流れ出す。
「改めて言います。私は、ご主人様のことが」
むぎゅ、と、俺はシエルの口を封じた。
「それ以上言うな。女性にはそんな台詞は二回も言わせない主義でな。」
シエルは、「ふぇ?」といった感じで俺を見つめていた。
「もう半年前になるかな。いや、そんなことはどうでもいい。」
そっと、シエルの頬に手を添える。
「俺は今でも、いつまでも」
二人の顔が、少しずつ近づく。
「シエルのことが」
互いの呼吸を感じた、刹那。
突然の雷鳴と雨音が、俺の台詞と二人の間隔を引き裂いた。
「?! 夕立か……!」
「……どうしよう、折り畳み傘、旅館の方に忘れてきたみたい……」
紅い木々は雨をある程度は防ぐが、この雨ではどうしようもない。これがうわさに聞くゲリラ豪雨だろうか。
「シエル、旅館に帰ろうか。」
「……はい。」
雨にぬれながら、俺たちは歩き出す。ここまで来るのに一時間弱かかったのだ。帰りも同じくらいかかるだろう。
しばらく歩いた頃だろうか
「うぅっ、寒いですぅ」
さっきから、シエルの肩が震えている。無理も無い。冷たい雨にぬれながら歩いているのだ。
見かねて、自分が羽織っていた上着をシエルにかけてやった。
「ご、ご主人様、私は大丈夫ですから……」
言い終わらないうちに、シエルがくしゃみをしたものだから、
「な、大丈夫じゃないだろ?」
と言いながら肩を抱いてやる。
「ご主人様、とてもあったかいです……」
照れくさそうに、それでも肩を寄せるシエルに今、もう一度言わなければならないと思った。
「これからもずっと、俺はシエルを愛し続けるからな。そして、もっとシエルのことに気付けるように努力していくから。」
「ご主人様の心に気付くのも、メイドとしての勤めですから。お互い、以心伝心したいですね」
「じゃぁ、俺が今望んでいること、当てれるかな?」
わざと、意地悪っぽく言ってみた。
「そうですね〜、早くゴールしたいんじゃないですか?ほら、旅館が見えてきましたよ。」
あまりにも上手く返されて、それでもニヤニヤが止まらなかった。
旅館に着くと、女将は風呂場へ案内してくれた。良いように取れば、お客さんが風邪をひいては困る、というやつだろうし、単純に廊下を濡らされたくなかっただけかもしれない。
俺が風呂から上がったときには、すでに夕食時になっていた。
二人とも浴衣姿、というのはすごく新鮮なものだ。
「ご主人様、最近はまともに食べていませんから、今日はここでたくさん食べて元気をつけてくださいね。」
「あぁ、気遣い、ありがとな。」
そんな、主人とメイドとしてのあたりまえの会話が、ものすごく心にしみこんでくるのが分かる。
「ご主人様。」
「うん?どうした?」
「……いいえ、何でもありません」
はて、と思ったが、考えてみればなんでもない。俺の食いっぷりに驚いただけだろう。シエル、ごめんな。今度、俺が料理するからさ、な。
おいしいコース料理(味はシエルの料理には劣るけどな)を一通りいただいた後、食器の類を回収しに来たので、部屋を出て二人で散歩することにした。旅館の人と気まずくなるのは嫌だからな。
そこまでは良かったのだ。
部屋に戻ると、きれいに布団まで敷かれていた。
正直に言おう。意識してシエルと並んで寝るのは、これが初めてだと。
別にすることも無いので、今夜は二人とも早めに寝ることにした。
「ご主人様?」
隣の布団から、シエルが尋ねてくる。
「シエル、どうしたんだ?」
「ご主人様は、私のことを、愛してくれるといってくれましたよね?」
「あぁ。確かに言った。」
「じゃあ、私の愛、受け取ってくれますか?」
「何を……っ」
もぞもぞとシエルが、俺の布団に入ってきた。いきなりのことで、何にもできなかったとは男としてのプライドがあるので口が裂けてもいえないところだ。
「一人で寝ると、ちょっと寒いですから……」
しばらく、布団の中でごそごそしていたが、次第に寝息を立て始めた。
俺に寄り添って眠る、あどけない寝顔を見て、俺は誓った。
シエルを、絶対に守ってやると。この笑顔を、失わないために。
「十時ちょい、ってところか。」
つまり、まだ午前中ってことか。てか、今度はどこだよ?
「ご主人様、お目覚めですか?」
そこには、私服姿のシエルが。
「ここは?」
「ちょっと山奥の、旅館です。」
ところで、とシエルは話を変え、
「ご主人様、本日は強引な手段を用いて申し訳ございませんでした。ですが、それらもご主人様の健康を願ってのことですので気になさらずにお願いします。」
「は、はぁ。まぁ、昨日の夜から何があったか説明してくれ。」
「はい、分かりました。」
ご主人様、疲れ果てて就寝
↓
明日も本を読まれては、ご主人様の健康に悪いと考え、気分転換用に計画を遂行
↓
とりあえず、自分の部屋にご主人様を保護
↓
ご主人様起床後、すぐに用意していたクロロホルムで四時間程度の睡眠を提供
↓
タクシーを呼び、ご主人様を抱えて出発
↓
旅館到着
↓
クロロホルムの効果が切れ始め、ご主人様起床
という説明を受けた。
「で、二段目の『計画』ってなんだ?」
「ご主人様、これです!」
シエルが、バタン、と窓を開ける。そこには。
「うおぉっ」
思わず声を上げるほど、見事な紅葉が広がっていた。
秋といえばやっぱり紅葉狩りでしょう、というのがシエル談だ。いや、この自然の美しさには心奪われるものがある。
自然の中だからこそ生まれるコントラスト。赤、黄、橙、緑、様々な色が混ざり、重なり合い、一つの芸術を生み出しているようだった。
「さて、ここにいても何ですし、早速山の中へ行きましょう!」
「うぉ、ちょっと待って……」
自分のメイドに腕を引っ張られるとは、ねぇ。でも、正直主人としてはすごくうれしかったからよしとする。
「うわぁ、やっぱり中から見ると違いますね〜」
「あぁ、流石だな……」
実は、今の返事はあいまいだ。日ごろの微妙な運動不足と、さっきまで回ってた薬のおかげで山に入って一時間もしないうちに足がふらふらだ。一方のシエルは、日ごろのメイドさんとしてのお仕事のおかげだろう。ぴんぴんしている。
「あのさぁ、シエル?」
「何でしょう、ご主人様。」
「昨日の件についてだ。シエルは、本当はどう思っていたんだ?」
ピクリとシエルの肩が動き、シエルが口を開く。
「私、ご主人様が読書が非常に好きなことは知っています。でも、流石に、あんなことはメイドの主人として、やっちゃいけないと思うんです。」
主人に対して物言いしているという罪悪感だろうか。シエルは、いつもにも増して声がか細くなり、申し訳なさそうな目をしている。
「主人として、やっぱりある程度は使用人の労を労うことは、大切なんです。私だけかもしれませんが、私は、ご主人様が喜んでる顔を見たくて、そして、ご主人様が私のことをほめてくださることがすごくうれしくて、私を認めてくれているようで……」
シエルの、心の声があふれてくる。主人という立場の相手に対して言えなかったことが、まるでリボンを解くように、するすると流れ出す。
「改めて言います。私は、ご主人様のことが」
むぎゅ、と、俺はシエルの口を封じた。
「それ以上言うな。女性にはそんな台詞は二回も言わせない主義でな。」
シエルは、「ふぇ?」といった感じで俺を見つめていた。
「もう半年前になるかな。いや、そんなことはどうでもいい。」
そっと、シエルの頬に手を添える。
「俺は今でも、いつまでも」
二人の顔が、少しずつ近づく。
「シエルのことが」
互いの呼吸を感じた、刹那。
突然の雷鳴と雨音が、俺の台詞と二人の間隔を引き裂いた。
「?! 夕立か……!」
「……どうしよう、折り畳み傘、旅館の方に忘れてきたみたい……」
紅い木々は雨をある程度は防ぐが、この雨ではどうしようもない。これがうわさに聞くゲリラ豪雨だろうか。
「シエル、旅館に帰ろうか。」
「……はい。」
雨にぬれながら、俺たちは歩き出す。ここまで来るのに一時間弱かかったのだ。帰りも同じくらいかかるだろう。
しばらく歩いた頃だろうか
「うぅっ、寒いですぅ」
さっきから、シエルの肩が震えている。無理も無い。冷たい雨にぬれながら歩いているのだ。
見かねて、自分が羽織っていた上着をシエルにかけてやった。
「ご、ご主人様、私は大丈夫ですから……」
言い終わらないうちに、シエルがくしゃみをしたものだから、
「な、大丈夫じゃないだろ?」
と言いながら肩を抱いてやる。
「ご主人様、とてもあったかいです……」
照れくさそうに、それでも肩を寄せるシエルに今、もう一度言わなければならないと思った。
「これからもずっと、俺はシエルを愛し続けるからな。そして、もっとシエルのことに気付けるように努力していくから。」
「ご主人様の心に気付くのも、メイドとしての勤めですから。お互い、以心伝心したいですね」
「じゃぁ、俺が今望んでいること、当てれるかな?」
わざと、意地悪っぽく言ってみた。
「そうですね〜、早くゴールしたいんじゃないですか?ほら、旅館が見えてきましたよ。」
あまりにも上手く返されて、それでもニヤニヤが止まらなかった。
旅館に着くと、女将は風呂場へ案内してくれた。良いように取れば、お客さんが風邪をひいては困る、というやつだろうし、単純に廊下を濡らされたくなかっただけかもしれない。
俺が風呂から上がったときには、すでに夕食時になっていた。
二人とも浴衣姿、というのはすごく新鮮なものだ。
「ご主人様、最近はまともに食べていませんから、今日はここでたくさん食べて元気をつけてくださいね。」
「あぁ、気遣い、ありがとな。」
そんな、主人とメイドとしてのあたりまえの会話が、ものすごく心にしみこんでくるのが分かる。
「ご主人様。」
「うん?どうした?」
「……いいえ、何でもありません」
はて、と思ったが、考えてみればなんでもない。俺の食いっぷりに驚いただけだろう。シエル、ごめんな。今度、俺が料理するからさ、な。
おいしいコース料理(味はシエルの料理には劣るけどな)を一通りいただいた後、食器の類を回収しに来たので、部屋を出て二人で散歩することにした。旅館の人と気まずくなるのは嫌だからな。
そこまでは良かったのだ。
部屋に戻ると、きれいに布団まで敷かれていた。
正直に言おう。意識してシエルと並んで寝るのは、これが初めてだと。
別にすることも無いので、今夜は二人とも早めに寝ることにした。
「ご主人様?」
隣の布団から、シエルが尋ねてくる。
「シエル、どうしたんだ?」
「ご主人様は、私のことを、愛してくれるといってくれましたよね?」
「あぁ。確かに言った。」
「じゃあ、私の愛、受け取ってくれますか?」
「何を……っ」
もぞもぞとシエルが、俺の布団に入ってきた。いきなりのことで、何にもできなかったとは男としてのプライドがあるので口が裂けてもいえないところだ。
「一人で寝ると、ちょっと寒いですから……」
しばらく、布団の中でごそごそしていたが、次第に寝息を立て始めた。
俺に寄り添って眠る、あどけない寝顔を見て、俺は誓った。
シエルを、絶対に守ってやると。この笑顔を、失わないために。
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2008/09/20 |
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「メイドさんと秋」前編
秋の新作ですb
メイドさんと秋
作……ねこぜのアフロ
秋。
夏の後であり、冬の前である秋。暦の上では、熱くも無く、寒くも無い快適な季節。
そんな秋には、いくつかの俗称がある。
一つ目。スポーツの秋。
たしかに、この過ごし方は素敵だ。快適な気候を活かし、心身ともにゆっくりとスポーツを楽しもう、というのだろう。
だが、俺はあまり好きではない。はぁはぁと息が上がるのが嫌いだからだ。
二つ目。食欲の秋。
実りの秋、とも言うように、おいしいものがたくさん出てくる季節だ。自然と食欲もそそられる、という感じか。
ただ、コイツは俺には無関係だ。毎日おいしいものを作ってくれるメイドさんがいるからな。
あと残った、代表的な秋は一つしかない。
読書の秋。
きっかけは、俺の読書好きからだ。
ふと、顔を上げる。
窓の外は、いつの間にか暗くなっている。というより、今は何時だ?
「……二十一時か。」
読んでいた本に栞を挟み、いすから立ち上がって背伸びをする。
「〜っ、ふぁ〜」
と、間抜けな声を出しながら身体を伸ばしたところで、一つクイズだ。
俺は、何時から本を読んでいるでしょうか?
……はい、時間切れ。答えは、起床してすぐの五時過ぎからでーす。
「……五時過ぎから?」
自分でふざけたことを考えておいて、驚愕した。はは、まさか、そんなことがあるわけが無い。記憶を順に追って考えてみよう。
俺は、デジタル式の目覚まし時計で目を覚ました。
今日は、社長のクセにとってしまった一週間休暇初日だ。聞こえは悪いが、秋休みの一環だと思ってくれればいいか。
ともかく、いつもならメイドさんが起こしてくれるのだが、今日は自分の意思で起きた。
「さてと。」
普段着に着替え、本棚に向かう。ここには、俺が独断と偏見で選んできた様々な小説が並んでいる。ジャンルはばらばら、作者にも何の統一も無い。ただ、自分が好きなものを並べているだけ。……だが、それがいい。
適当に選んだ一冊を手に持ち、書斎の椅子に座る。
パラリ、とページをめくる。そこには、決して自分が体験することの無い、宇宙での物語が広がっていた。広大な、無限の広がりを感じさせる宇宙。その中を、一隻の飛行船が行く。行く先はただ宇宙の果て。自分の意識は、まるで本がブラックホールになったかの如く、物語へと吸い込まれていく。いつしか俺は、登場人物と一緒に宇宙の旅を……
はい。回想終了。
われながら自分の行動に驚いている。ふと手元を見れば、物語は八巻目に入っている。自分でも、いつ立って本をとりに行ったのか全く記憶に無い。
はぁ、俺の悪い癖だ。本を読み始めると止められなくなる……。
気付いたら、腹が減っている。何か食べるものは無いかと、書斎を出て、食堂の方へ向かう。
扉を開けると、そこには、一人のメイドさんが座っていた。
「……シエル、ここにいたのか?」
この屋敷の元派遣メイド現住み込みハウスメイドのシエルは、ツインテールの髪を揺らして俺のほうへ振り向いた。
思わず、俺は後ずさりした。何故か。答えは簡単、シエルが今にも泣きそうな顔だったからだ。
「シ……シエル?」
ゆっくりと、恐る恐るシエルのほうへ歩いていく。シエルの向かいに座り、
「あの、俺さぁ、何かしたかな?」
と聞いてみた。
「ご主人様ぁ、覚えて……ないのですか?」
うなずくと同時に、シエルの顔がさらに悲しくなったのは言うまでも無く。
「ご主人様、ひ、酷いですぅ。そんなに、私を虐めるのが好きになったのですか?いつかは、お仕事を失敗したときに私を鞭で引っぱたいたりするようになるのですか?」
悲しみの中に、少し怒りが入って、
「私が、『ご主人様、今日はどうなさいましたか?早起きですね』とか、『今日からしばらくはお休みですね』って呼びかけても、『ご主人様、朝食の支度ができました』ってお呼びしても、『お紅茶が入りましたよ』、『昼食をお持ちしました』、『クッキーを焼いたみたんですが、お口に合いますでしょうか?』、『夕食をお持ちしたので、是非お食べください』、『コーヒーはいかがですか?』って何度もお食事を運んでも、全部『あぁ』とか『うん』とか『はぁ』で返事をするだけで何一つ手を付けてくださらないなんて……そんなに、私の手料理は食べたくなかったのですか?」
ついには「ぷくーっ」という擬態語が似合いそうな感じになって、
「もうっ、傷ついているんですからね……!」
とまで言われてしまうと、もう返す言葉も見つからない。
「あ、あのさ、こんな事言ったら悪いけどさ、お腹が減ってるんだが……」
いやいや、さっき運びましたから、って言われたら、どうしようかな〜と今度は俺が涙目になりながら考えていると、シエルは、
「くすっ」
と、本当に「くすっ」と笑ってから、
「もぅ、しょうがないご主人様ですね。少々お待ちください」
と言い残して厨房の方へ消えていった。
呆然と取り残された俺は、そのまま五分くらい待っていた。おそらく、下準備、むしろほぼ作り上げていたのかもしれない。簡単な和風定食が出てきた。
シエルの、主人を思う気持ちにはいつも心が安らぐ。
……だから、そんなシエルの気持ちにこたえようとしていたのに。
次の日。
起床、前日と同じく五時過ぎ。
読書開始、起床後十数分後。
読書終了、二十一時半。
自分に待てと言いたい。
昨日あれだけシエルを悲しませておいて、この体たらくとは何事かと自分を責めたい。
まぁ、責めても時間は戻らないのでやっぱり腹は減るので食堂へ向かう。
シエルは、流石に怒っていた。無理も無い。主人に二日連続で完全無視されてはメイドとしての心が許すわけが無い。
「……ご主人様?」
顔は笑っている。目以外だけどな。
「昨日、私がどれだけ無理して笑顔を作っていたか、ご存知ですか?」
「あ、いや、お察しします。」
「ご主人様……、もしかして、私のことを、嫌いになったのですか?」
この台詞の奥には、寂しさと悲しさがあったに違いない。
かの、春の椿事からはや半年となる。あのときの思いを、俺は忘れるわけが無い。シエルを抱きしめた、その感覚を忘れるわけが無い。忘れていないのだ。いないのにもかかわらず、シエルを悲しませていると思うと、苦しくなる。
「そんなことは」
絶対無い、と続けようとして言葉が出なかった。嫌いじゃないのは確かなのに、自分の気付かない所で何か忘れているのではないか、と思ってしまったから。自分に自信がもてなくなったから。
「……ご主人様……」
ぺこりと礼をして、食堂を後にするシエル。その背中を、結局引き止めることはできなかった。
翌朝。俺は、食堂で目を覚ました、と感じた。昨日はあれから、ずっとシエルのことを考えていて、そのまま眠った記憶があったからだ。
だが、どう考えてもここはベッドの上である。しかも、普段見かけないベッドだ。てか、このベッドはどこの部屋の物だ?
よし、消去法だ。
自分の部屋のベッドでもなく、来客用のベッドでもない。
なんだ、シエルの部屋のベッドじゃないか。
身体が固まったのが分かる。何故だ。何故ここにいるんだ。思い募って無意識でシエルの部屋に来てしまったのか。
「おはようございます、ご主人様」
首だけ動かして、声のした方をみる。そこには、いつもの笑顔のシエルが立っていた。
いつもの笑顔だ。ただ、いつも通りじゃないところがある。
「シエル、屋敷内で私服とは珍しいな。」
「いえ、しばらくしたら出ますから。」
「は?今何と」
俺の台詞をさえぎるように、すっとシエルが俺に擦り寄ってきて、
「ご主人様、しばらくお休みくださいませ。」
白い布を口に押し当てられた。
あぁー、これがクロロホルムかー。臭いをかいでると、何か……意識が…………
数分間、薬が身体に回るまでシエルの笑顔を楽しみ、「これは死ぬかもしれないな」と考え、意識が途絶えた。
メイドさんと秋
作……ねこぜのアフロ
秋。
夏の後であり、冬の前である秋。暦の上では、熱くも無く、寒くも無い快適な季節。
そんな秋には、いくつかの俗称がある。
一つ目。スポーツの秋。
たしかに、この過ごし方は素敵だ。快適な気候を活かし、心身ともにゆっくりとスポーツを楽しもう、というのだろう。
だが、俺はあまり好きではない。はぁはぁと息が上がるのが嫌いだからだ。
二つ目。食欲の秋。
実りの秋、とも言うように、おいしいものがたくさん出てくる季節だ。自然と食欲もそそられる、という感じか。
ただ、コイツは俺には無関係だ。毎日おいしいものを作ってくれるメイドさんがいるからな。
あと残った、代表的な秋は一つしかない。
読書の秋。
きっかけは、俺の読書好きからだ。
ふと、顔を上げる。
窓の外は、いつの間にか暗くなっている。というより、今は何時だ?
「……二十一時か。」
読んでいた本に栞を挟み、いすから立ち上がって背伸びをする。
「〜っ、ふぁ〜」
と、間抜けな声を出しながら身体を伸ばしたところで、一つクイズだ。
俺は、何時から本を読んでいるでしょうか?
……はい、時間切れ。答えは、起床してすぐの五時過ぎからでーす。
「……五時過ぎから?」
自分でふざけたことを考えておいて、驚愕した。はは、まさか、そんなことがあるわけが無い。記憶を順に追って考えてみよう。
俺は、デジタル式の目覚まし時計で目を覚ました。
今日は、社長のクセにとってしまった一週間休暇初日だ。聞こえは悪いが、秋休みの一環だと思ってくれればいいか。
ともかく、いつもならメイドさんが起こしてくれるのだが、今日は自分の意思で起きた。
「さてと。」
普段着に着替え、本棚に向かう。ここには、俺が独断と偏見で選んできた様々な小説が並んでいる。ジャンルはばらばら、作者にも何の統一も無い。ただ、自分が好きなものを並べているだけ。……だが、それがいい。
適当に選んだ一冊を手に持ち、書斎の椅子に座る。
パラリ、とページをめくる。そこには、決して自分が体験することの無い、宇宙での物語が広がっていた。広大な、無限の広がりを感じさせる宇宙。その中を、一隻の飛行船が行く。行く先はただ宇宙の果て。自分の意識は、まるで本がブラックホールになったかの如く、物語へと吸い込まれていく。いつしか俺は、登場人物と一緒に宇宙の旅を……
はい。回想終了。
われながら自分の行動に驚いている。ふと手元を見れば、物語は八巻目に入っている。自分でも、いつ立って本をとりに行ったのか全く記憶に無い。
はぁ、俺の悪い癖だ。本を読み始めると止められなくなる……。
気付いたら、腹が減っている。何か食べるものは無いかと、書斎を出て、食堂の方へ向かう。
扉を開けると、そこには、一人のメイドさんが座っていた。
「……シエル、ここにいたのか?」
この屋敷の元派遣メイド現住み込みハウスメイドのシエルは、ツインテールの髪を揺らして俺のほうへ振り向いた。
思わず、俺は後ずさりした。何故か。答えは簡単、シエルが今にも泣きそうな顔だったからだ。
「シ……シエル?」
ゆっくりと、恐る恐るシエルのほうへ歩いていく。シエルの向かいに座り、
「あの、俺さぁ、何かしたかな?」
と聞いてみた。
「ご主人様ぁ、覚えて……ないのですか?」
うなずくと同時に、シエルの顔がさらに悲しくなったのは言うまでも無く。
「ご主人様、ひ、酷いですぅ。そんなに、私を虐めるのが好きになったのですか?いつかは、お仕事を失敗したときに私を鞭で引っぱたいたりするようになるのですか?」
悲しみの中に、少し怒りが入って、
「私が、『ご主人様、今日はどうなさいましたか?早起きですね』とか、『今日からしばらくはお休みですね』って呼びかけても、『ご主人様、朝食の支度ができました』ってお呼びしても、『お紅茶が入りましたよ』、『昼食をお持ちしました』、『クッキーを焼いたみたんですが、お口に合いますでしょうか?』、『夕食をお持ちしたので、是非お食べください』、『コーヒーはいかがですか?』って何度もお食事を運んでも、全部『あぁ』とか『うん』とか『はぁ』で返事をするだけで何一つ手を付けてくださらないなんて……そんなに、私の手料理は食べたくなかったのですか?」
ついには「ぷくーっ」という擬態語が似合いそうな感じになって、
「もうっ、傷ついているんですからね……!」
とまで言われてしまうと、もう返す言葉も見つからない。
「あ、あのさ、こんな事言ったら悪いけどさ、お腹が減ってるんだが……」
いやいや、さっき運びましたから、って言われたら、どうしようかな〜と今度は俺が涙目になりながら考えていると、シエルは、
「くすっ」
と、本当に「くすっ」と笑ってから、
「もぅ、しょうがないご主人様ですね。少々お待ちください」
と言い残して厨房の方へ消えていった。
呆然と取り残された俺は、そのまま五分くらい待っていた。おそらく、下準備、むしろほぼ作り上げていたのかもしれない。簡単な和風定食が出てきた。
シエルの、主人を思う気持ちにはいつも心が安らぐ。
……だから、そんなシエルの気持ちにこたえようとしていたのに。
次の日。
起床、前日と同じく五時過ぎ。
読書開始、起床後十数分後。
読書終了、二十一時半。
自分に待てと言いたい。
昨日あれだけシエルを悲しませておいて、この体たらくとは何事かと自分を責めたい。
まぁ、責めても時間は戻らないのでやっぱり腹は減るので食堂へ向かう。
シエルは、流石に怒っていた。無理も無い。主人に二日連続で完全無視されてはメイドとしての心が許すわけが無い。
「……ご主人様?」
顔は笑っている。目以外だけどな。
「昨日、私がどれだけ無理して笑顔を作っていたか、ご存知ですか?」
「あ、いや、お察しします。」
「ご主人様……、もしかして、私のことを、嫌いになったのですか?」
この台詞の奥には、寂しさと悲しさがあったに違いない。
かの、春の椿事からはや半年となる。あのときの思いを、俺は忘れるわけが無い。シエルを抱きしめた、その感覚を忘れるわけが無い。忘れていないのだ。いないのにもかかわらず、シエルを悲しませていると思うと、苦しくなる。
「そんなことは」
絶対無い、と続けようとして言葉が出なかった。嫌いじゃないのは確かなのに、自分の気付かない所で何か忘れているのではないか、と思ってしまったから。自分に自信がもてなくなったから。
「……ご主人様……」
ぺこりと礼をして、食堂を後にするシエル。その背中を、結局引き止めることはできなかった。
翌朝。俺は、食堂で目を覚ました、と感じた。昨日はあれから、ずっとシエルのことを考えていて、そのまま眠った記憶があったからだ。
だが、どう考えてもここはベッドの上である。しかも、普段見かけないベッドだ。てか、このベッドはどこの部屋の物だ?
よし、消去法だ。
自分の部屋のベッドでもなく、来客用のベッドでもない。
なんだ、シエルの部屋のベッドじゃないか。
身体が固まったのが分かる。何故だ。何故ここにいるんだ。思い募って無意識でシエルの部屋に来てしまったのか。
「おはようございます、ご主人様」
首だけ動かして、声のした方をみる。そこには、いつもの笑顔のシエルが立っていた。
いつもの笑顔だ。ただ、いつも通りじゃないところがある。
「シエル、屋敷内で私服とは珍しいな。」
「いえ、しばらくしたら出ますから。」
「は?今何と」
俺の台詞をさえぎるように、すっとシエルが俺に擦り寄ってきて、
「ご主人様、しばらくお休みくださいませ。」
白い布を口に押し当てられた。
あぁー、これがクロロホルムかー。臭いをかいでると、何か……意識が…………
数分間、薬が身体に回るまでシエルの笑顔を楽しみ、「これは死ぬかもしれないな」と考え、意識が途絶えた。
-
2008/09/20 |
- 小説 |
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- ▲
ツンデレラ【台本☆公開】
文化祭でやった劇の台本完成版の初期版です。
結局はほとんど改竄されてしまいましたがどんなネタを全校生徒の前に晒したか、とか見てやってください。
結局はほとんど改竄されてしまいましたがどんなネタを全校生徒の前に晒したか、とか見てやってください。
シンデレラ改 アクションがある場合は【 】内に動作記入。
ナレーターのターン
(声のみ)
ナレーター 「魔法の力を使って王子様と素敵な結婚をしたシンデレラの話には
実はもう一つ別のストーリーがあったんです」
シンデレラは幼い時に母をなくし、父と継母と二人の義理の姉と暮らしていました。しかし、父が死んでから継母の性格は突然変わり、毎日毎日姉たちと一緒にシンデレラに家事を押しつけ、こきつかっていました。
その日も継母たちはシンデレラをこきつかい、自分たちは近所の城の舞踏会に出かけていきました。継母が出かけた後、シンデレラは一人で息抜きに散歩に出かけました。
シンデレラ 「あ〜、やっと家事から解放されたわ。毎日毎日掃除洗濯だなんてやってられないわ。今頃お城では舞踏会があるのよね。王子様と踊るなんて、とっても素敵。私も綺麗な服さえあったら王子様と踊ってみるのになあ……
私……もう何年もこんな奴隷みたいな生活をしながら過ごしてきたけど……私の人生ってこんなこき使われるだけで終わってしまうのかな……」
小人A 「誰か助けてええぇぇ!」
シンデレラ 「ん?何だろう?」
小人B 「誰か助けてぇぇぇ!」
■小人たちが登場【小人】
小人C 「そこの若いの、ちょっと力を貸してくれぬか?」
シンデレラ 「ど…どうしたんですか?そんなに慌てて…」
小人D 「私たちの仲間が、トラップに引っかかったんです!」
シンデレラ 「トラップ?狩りで使うような、ネズミ捕りみたいな奴?」
小人E 「そう。そのトラップを自分で仕掛けて自分で引っかかったのさ」
小人F 「僕ら小人の力だとトラップを外すことができないんだ」
シンデレラ 「大丈夫?すごく痛いでしょう?」
小人G 「ああぁぁぁっwwイテェよぉぉ……早く助けてくれぇえ!」
■足にかかっているトラップを外す【シンデレラ】
小人G 「わあぁっありがとう!これで自由に動けるぞ〜うわぁ〜い!」
小人D 「助けてくださってありがとうございます!」
小人E 「ほんと自分で仕掛けて引っ掛かるなんてとんだ馬鹿野郎だ」
小人F 「自分のトラップなのに自分で外せないなんてなあ…」
小人G 「うるさい うるさい うるさい!」
小人A 「とりあえず、助けてくれてありがとうございます。何か御礼が出来たらいいんですが」
シンデレラ 「お礼?そんなものいらないわ。人を助けることなんて当然のことでしょう?」
小人C 「じゃあ、願い事を一つかなえるというのはどうじゃ?」
シンデレラ 「願い事?何でもいいの?」
小人B 「ああ。ただし、僕たちで出来る範囲のことならね。何でも言ってみてよ」
シンデレラ 「私の願いは……私自身の未来を見てみたい!」
小人F 「未来を見たいの?僕たちにはそんなことは出来ないけど、乙姫様なら時間を操作することだって出来ると思うよ」
小人A 「よし、じゃあみんなで乙姫様のいる龍宮城まで行こうか!」
小人全員 「賛成!」
小人E 「ところで、君の名前は何?」
シンデレラ 「私、シンデレラって言うの」
小人C 「シンデレラと言うんじゃな。ではシンデレラ、これに乗ってくだされ」
シンデレラ 「何これ?」
小人G 「コレは僕たちが開発した潜水艦。その名も、『潜水艦長門』」
小人B 「コレに乗って海の底の龍宮城まで行くのさ」
小人C 「よし、みんな乗るんだ全速力で行くぞ」
小人E 「いくぜっ!全速前進だ!」
■潜水艦に乗り、移動する【小人・シンデレラ】
★小人シーン終わり★
★龍宮城★
小人D 「乙姫様、我々を助けてくれた客人を連れてきました」
小人G 「私がトラップにかかっている時に彼女は助けてくれました。彼女は命の恩人です」
乙姫 「そなたがシンデレラじゃな」
シンデレラ 「何故聞きもせずにわかるんですか」
乙姫 「私には心眼がある。人の心を読む眼じゃ。お主は自分が未来でどのような生活をしてい
るか見たいのじゃな?」
シンデレラ 「はい、そうです。乙姫様は時間を動かすことが出来ると聞きました。その力で私の未来を見て見たいんです」
乙姫 「しかし、シンデレラよ。お主は心の中では『ずっとこのままの生活で生きていくだろう』と思っておる。そのような意志しか持っておらぬのであれば、お前の望む未来にはなっていないかもしれないぞ。それでもよいか?」
シンデレラ 「私……それでも未来を見たい!自分がどんな生活をしているのか見てみたい!」
乙姫 「そうか。ならば今から未来に飛ぶ。時間酔いしないように眼を瞑って。」
■未来に飛ぶ【シンデレラ・乙姫】
乙姫 「着いたぞ。ここが未来じゃ」
■老いて醜くなったシンデレラがさらに年老いた継母にこき使われている【未来シンデレラ・継母】
シンデレラ 「そんなぁ…今と全く変わってないじゃない。結局…私は何も出来ないでこのままの生活をすることしか出来ないんだわ……」
乙姫 「馬鹿者!何を勘違いしておる。今お主が見ている未来は、枝分かれして無限に存在する未来のほんの一部でしかないのじゃ!」
シンデレラ 「え?それってどういうことですか?未来が無限にあるってどういう意味ですか?」
乙姫 「シンデレラ、よく聞くのじゃ。未来というものは現在、未来から見て過去の積み重ねで出来ておる。未来はいつも過去の影響を受けて変化するのじゃ。今、お主が何か未来を変えようと努力すれば未来は良い方に向かうはずじゃ」
シンデレラ 「自分で…未来を変える?」
乙姫 「そう。自分の未来を自分で創り上げるのじゃ。」
シンデレラ 「じゃあ、今私が見ているこの未来も変えられるってこと?」
乙姫 「お主の努力次第じゃな。お主がこのままの生活を続けていれば、今のこの未来になるであろう。何か未来に繋がる分岐点でうまくアクションを起こせばお主の望む未来になるかもしれない」
シンデレラ 「未来を変えるにはまず自分が変わらなくちゃいけないわけね」
乙姫 「だがシンデレラよ。忘れてはならぬ。未来を変えるには自分が変わることが必要じゃ。しかし、それは周りの助けがあってから成り立つのじゃよ」
シンデレラ 「周りの助け?」
乙姫 「そう。お主もわらわに会うために小人の助けを借りた。小人の力が無いとお主はこのように未来を見ることも出来なかったはずじゃ。自分で努力するのも大事じゃが、周りの関係というのも大きく関わってくるんじゃよ」
シンデレラ 「そうか。私はいつもこき使われても文句も言わずに過ごしてきた……。自分は変わりたいと思っていただけで何も変わる努力なんかしてなかった……。私は今から変わる努力をしなきゃいけないんだわ」
乙姫 「大事なことに気がついてくれたようじゃな。それでは元の時間軸に戻ろう」
■ 現代に戻る【シンデレラ・乙姫】
乙姫 「これから、自分が何をするべきかわかったかね?」
シンデレラ 「はい。自分の未来をいい方向へ持って行く努力をしていきたいです」
乙姫 「では、もうわらわの教えることはないのぉ。まずは出来るところから、
少しずつでも努力を積み重ねていけばいい。頑張って未来を創っていくのじゃよ」
シンデレラ 「はい。ではさようなら」
■龍宮城シーン終わり
■ラストシーン 元の世界に戻る
シンデレラ 「でも、私はこれから何をして自分を変えていけばいいんだろ?」
■ 張り紙が落ちているのを発見する【シンデレラ】
シンデレラ 「こんなところにゴミが…誰が捨てたのかしら」
■ 張り紙を広げて読む【シンデレラ】
シンデレラ「『城内清掃活動参加のお願い。あなたもお城の掃除に参加してみませんか?』これだわ!乙姫様も、出来る事からやれば良いって言ってたし、これに行きましょう」
★ 城内 ★
■城内で掃除【シンデレラ】
シンデレラ 「さて、掃除するわよ。掃除なら毎日やってたから誰にも負けないわ!」
■ 箒で掃く【シンデレラ】
■ 雑巾掛けしてきた王子と衝突【シンデレラ・王子】
シンデレラ 「きゃあぁっ!」
王子 「うわあっ!すいません!掃除に夢中になってて全く気がつきませんでした」
シンデレラ 「もう、気をつけてくださいよ。」
王子 「すいません、掃除になるとついつい気合が入っちゃって。周りからも気をつけろって言われてるんですが……」
シンデレラ 「ふ〜ん。今の時代にしては変わった人ね。最近は掃除を嫌がる人多いのに」
王子 「そうですか?僕は昔から掃除が好きなんでね。こういうことはきっちりやりたい主義なんですよ」
シンデレラ 「変わった人もいるものね。あっ、もう掃除が終わる時間だわ。じゃあ私、今度は自分の家の掃除があるから先に失礼するわ」
王子 「あの……」
シンデレラ 「何かまだ用があるの?」
王子 「明日、葛飾区亀有公園で清掃活動があるんだ。よかったら、君もどうかなって思って」
シンデレラ 「わかった。じゃあまた明日も会いましょう」
■ 退場する【シンデレラ】
★ 公園 ★
■ 公園に来る
■ 箒で掃く【シンデレラ】
シンデレラ 「昨日あの人の名前を聞くのを忘れちゃってたわ。今日会ったら名前を聞いときましょう」
王子 「やあ、こんにちは。また会ったね。というか僕が誘ったんだったね」
シンデレラ 「こんにちは。えーと、昨日名前を聞くの忘れちゃって。私はシンデレラ。あなたは?」
王子 「シンデレラか。いい名前だね。僕はルルーシュ。よろしく」
シンデレラ 「よろしく、ルルーシュ。今日は天気もいいし、掃除にぴったりだね」
王子 「そうだね。シンデレラは掃除とか好きなの?」
シンデレラ 「うん、毎日掃除と洗濯はやっているから家事は得意よ。もう慣れちゃった」
王子 「そうか、シンデレラはきっといい奥さんになるだろうね」
シンデレラ 「まぁルルーシュったら」
執事新川 「おやおや王子。こんな所で清掃活動かと思ったらサボタージュですかな?」
王子 「新川か。こんにちは。ちゃんと掃除もやってるよ」
シンデレラ 「王子?もしかして、ブリタニアの王子様?」
王子 「ああ、そうだ。僕がブリタニアの王子さ。隠すつもりは無かったんだ。騙してたみたいですまなかったね」
シンデレラ 「王子様、大変ご無礼なことを言ってしまって申し訳ありません」
王子 「かしこまらないでくれ。僕はそういうの好きじゃない。あくまでも庶民と対等でありたいんだ。僕はルルーシュでいいよ」
シンデレラ 「ルルーシュ、なんであなたは王子なのに自分からこんな労働をしているの?」
王子 「僕は王子という階級にとらわれたくないんだ。このまま城内に引き篭もっていても何も起こらない。僕は、人のためになるような仕事を庶民に紛れてやるのが好きなんだ。やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいいだろう?僕は王子だから少し危険を伴うかもしれないけど、城の外でたまにこんな活動してるんだ」
ナレーター 「シンデレラは乙姫から言われたことを思い出していました。『未来を変えるにはまず自分が変わらなければいけない』王子は人から言われなくても、自分が不満に思ったことがあれば変えようと努力している。王子様はなんて素敵な人だろうかと
その後シンデレラは王子と意気投合し結婚しました。
それは、シンデレラが少しでも自分を変えようとし始めたから出来たのです
自分を変えようとしなければシンデレラは継母達にこき使われていたことでしょう
でも少し努力してみることによって全く違う未来に辿りつきました。
未来は変えられる。変えるためには自分が変わらなければならない。
そして、忘れていけないのが周りの助け。一人では未来を変えることなんて出来ない。
周りの助けがあってこそ未来は変えられる。
シンデレラは、乙姫から教えられたその言葉をいつまでも忘れずに
王子と一緒に幸せに過ごしました」
ナレーターのターン
(声のみ)
ナレーター 「魔法の力を使って王子様と素敵な結婚をしたシンデレラの話には
実はもう一つ別のストーリーがあったんです」
シンデレラは幼い時に母をなくし、父と継母と二人の義理の姉と暮らしていました。しかし、父が死んでから継母の性格は突然変わり、毎日毎日姉たちと一緒にシンデレラに家事を押しつけ、こきつかっていました。
その日も継母たちはシンデレラをこきつかい、自分たちは近所の城の舞踏会に出かけていきました。継母が出かけた後、シンデレラは一人で息抜きに散歩に出かけました。
シンデレラ 「あ〜、やっと家事から解放されたわ。毎日毎日掃除洗濯だなんてやってられないわ。今頃お城では舞踏会があるのよね。王子様と踊るなんて、とっても素敵。私も綺麗な服さえあったら王子様と踊ってみるのになあ……
私……もう何年もこんな奴隷みたいな生活をしながら過ごしてきたけど……私の人生ってこんなこき使われるだけで終わってしまうのかな……」
小人A 「誰か助けてええぇぇ!」
シンデレラ 「ん?何だろう?」
小人B 「誰か助けてぇぇぇ!」
■小人たちが登場【小人】
小人C 「そこの若いの、ちょっと力を貸してくれぬか?」
シンデレラ 「ど…どうしたんですか?そんなに慌てて…」
小人D 「私たちの仲間が、トラップに引っかかったんです!」
シンデレラ 「トラップ?狩りで使うような、ネズミ捕りみたいな奴?」
小人E 「そう。そのトラップを自分で仕掛けて自分で引っかかったのさ」
小人F 「僕ら小人の力だとトラップを外すことができないんだ」
シンデレラ 「大丈夫?すごく痛いでしょう?」
小人G 「ああぁぁぁっwwイテェよぉぉ……早く助けてくれぇえ!」
■足にかかっているトラップを外す【シンデレラ】
小人G 「わあぁっありがとう!これで自由に動けるぞ〜うわぁ〜い!」
小人D 「助けてくださってありがとうございます!」
小人E 「ほんと自分で仕掛けて引っ掛かるなんてとんだ馬鹿野郎だ」
小人F 「自分のトラップなのに自分で外せないなんてなあ…」
小人G 「うるさい うるさい うるさい!」
小人A 「とりあえず、助けてくれてありがとうございます。何か御礼が出来たらいいんですが」
シンデレラ 「お礼?そんなものいらないわ。人を助けることなんて当然のことでしょう?」
小人C 「じゃあ、願い事を一つかなえるというのはどうじゃ?」
シンデレラ 「願い事?何でもいいの?」
小人B 「ああ。ただし、僕たちで出来る範囲のことならね。何でも言ってみてよ」
シンデレラ 「私の願いは……私自身の未来を見てみたい!」
小人F 「未来を見たいの?僕たちにはそんなことは出来ないけど、乙姫様なら時間を操作することだって出来ると思うよ」
小人A 「よし、じゃあみんなで乙姫様のいる龍宮城まで行こうか!」
小人全員 「賛成!」
小人E 「ところで、君の名前は何?」
シンデレラ 「私、シンデレラって言うの」
小人C 「シンデレラと言うんじゃな。ではシンデレラ、これに乗ってくだされ」
シンデレラ 「何これ?」
小人G 「コレは僕たちが開発した潜水艦。その名も、『潜水艦長門』」
小人B 「コレに乗って海の底の龍宮城まで行くのさ」
小人C 「よし、みんな乗るんだ全速力で行くぞ」
小人E 「いくぜっ!全速前進だ!」
■潜水艦に乗り、移動する【小人・シンデレラ】
★小人シーン終わり★
★龍宮城★
小人D 「乙姫様、我々を助けてくれた客人を連れてきました」
小人G 「私がトラップにかかっている時に彼女は助けてくれました。彼女は命の恩人です」
乙姫 「そなたがシンデレラじゃな」
シンデレラ 「何故聞きもせずにわかるんですか」
乙姫 「私には心眼がある。人の心を読む眼じゃ。お主は自分が未来でどのような生活をしてい
るか見たいのじゃな?」
シンデレラ 「はい、そうです。乙姫様は時間を動かすことが出来ると聞きました。その力で私の未来を見て見たいんです」
乙姫 「しかし、シンデレラよ。お主は心の中では『ずっとこのままの生活で生きていくだろう』と思っておる。そのような意志しか持っておらぬのであれば、お前の望む未来にはなっていないかもしれないぞ。それでもよいか?」
シンデレラ 「私……それでも未来を見たい!自分がどんな生活をしているのか見てみたい!」
乙姫 「そうか。ならば今から未来に飛ぶ。時間酔いしないように眼を瞑って。」
■未来に飛ぶ【シンデレラ・乙姫】
乙姫 「着いたぞ。ここが未来じゃ」
■老いて醜くなったシンデレラがさらに年老いた継母にこき使われている【未来シンデレラ・継母】
シンデレラ 「そんなぁ…今と全く変わってないじゃない。結局…私は何も出来ないでこのままの生活をすることしか出来ないんだわ……」
乙姫 「馬鹿者!何を勘違いしておる。今お主が見ている未来は、枝分かれして無限に存在する未来のほんの一部でしかないのじゃ!」
シンデレラ 「え?それってどういうことですか?未来が無限にあるってどういう意味ですか?」
乙姫 「シンデレラ、よく聞くのじゃ。未来というものは現在、未来から見て過去の積み重ねで出来ておる。未来はいつも過去の影響を受けて変化するのじゃ。今、お主が何か未来を変えようと努力すれば未来は良い方に向かうはずじゃ」
シンデレラ 「自分で…未来を変える?」
乙姫 「そう。自分の未来を自分で創り上げるのじゃ。」
シンデレラ 「じゃあ、今私が見ているこの未来も変えられるってこと?」
乙姫 「お主の努力次第じゃな。お主がこのままの生活を続けていれば、今のこの未来になるであろう。何か未来に繋がる分岐点でうまくアクションを起こせばお主の望む未来になるかもしれない」
シンデレラ 「未来を変えるにはまず自分が変わらなくちゃいけないわけね」
乙姫 「だがシンデレラよ。忘れてはならぬ。未来を変えるには自分が変わることが必要じゃ。しかし、それは周りの助けがあってから成り立つのじゃよ」
シンデレラ 「周りの助け?」
乙姫 「そう。お主もわらわに会うために小人の助けを借りた。小人の力が無いとお主はこのように未来を見ることも出来なかったはずじゃ。自分で努力するのも大事じゃが、周りの関係というのも大きく関わってくるんじゃよ」
シンデレラ 「そうか。私はいつもこき使われても文句も言わずに過ごしてきた……。自分は変わりたいと思っていただけで何も変わる努力なんかしてなかった……。私は今から変わる努力をしなきゃいけないんだわ」
乙姫 「大事なことに気がついてくれたようじゃな。それでは元の時間軸に戻ろう」
■ 現代に戻る【シンデレラ・乙姫】
乙姫 「これから、自分が何をするべきかわかったかね?」
シンデレラ 「はい。自分の未来をいい方向へ持って行く努力をしていきたいです」
乙姫 「では、もうわらわの教えることはないのぉ。まずは出来るところから、
少しずつでも努力を積み重ねていけばいい。頑張って未来を創っていくのじゃよ」
シンデレラ 「はい。ではさようなら」
■龍宮城シーン終わり
■ラストシーン 元の世界に戻る
シンデレラ 「でも、私はこれから何をして自分を変えていけばいいんだろ?」
■ 張り紙が落ちているのを発見する【シンデレラ】
シンデレラ 「こんなところにゴミが…誰が捨てたのかしら」
■ 張り紙を広げて読む【シンデレラ】
シンデレラ「『城内清掃活動参加のお願い。あなたもお城の掃除に参加してみませんか?』これだわ!乙姫様も、出来る事からやれば良いって言ってたし、これに行きましょう」
★ 城内 ★
■城内で掃除【シンデレラ】
シンデレラ 「さて、掃除するわよ。掃除なら毎日やってたから誰にも負けないわ!」
■ 箒で掃く【シンデレラ】
■ 雑巾掛けしてきた王子と衝突【シンデレラ・王子】
シンデレラ 「きゃあぁっ!」
王子 「うわあっ!すいません!掃除に夢中になってて全く気がつきませんでした」
シンデレラ 「もう、気をつけてくださいよ。」
王子 「すいません、掃除になるとついつい気合が入っちゃって。周りからも気をつけろって言われてるんですが……」
シンデレラ 「ふ〜ん。今の時代にしては変わった人ね。最近は掃除を嫌がる人多いのに」
王子 「そうですか?僕は昔から掃除が好きなんでね。こういうことはきっちりやりたい主義なんですよ」
シンデレラ 「変わった人もいるものね。あっ、もう掃除が終わる時間だわ。じゃあ私、今度は自分の家の掃除があるから先に失礼するわ」
王子 「あの……」
シンデレラ 「何かまだ用があるの?」
王子 「明日、葛飾区亀有公園で清掃活動があるんだ。よかったら、君もどうかなって思って」
シンデレラ 「わかった。じゃあまた明日も会いましょう」
■ 退場する【シンデレラ】
★ 公園 ★
■ 公園に来る
■ 箒で掃く【シンデレラ】
シンデレラ 「昨日あの人の名前を聞くのを忘れちゃってたわ。今日会ったら名前を聞いときましょう」
王子 「やあ、こんにちは。また会ったね。というか僕が誘ったんだったね」
シンデレラ 「こんにちは。えーと、昨日名前を聞くの忘れちゃって。私はシンデレラ。あなたは?」
王子 「シンデレラか。いい名前だね。僕はルルーシュ。よろしく」
シンデレラ 「よろしく、ルルーシュ。今日は天気もいいし、掃除にぴったりだね」
王子 「そうだね。シンデレラは掃除とか好きなの?」
シンデレラ 「うん、毎日掃除と洗濯はやっているから家事は得意よ。もう慣れちゃった」
王子 「そうか、シンデレラはきっといい奥さんになるだろうね」
シンデレラ 「まぁルルーシュったら」
執事新川 「おやおや王子。こんな所で清掃活動かと思ったらサボタージュですかな?」
王子 「新川か。こんにちは。ちゃんと掃除もやってるよ」
シンデレラ 「王子?もしかして、ブリタニアの王子様?」
王子 「ああ、そうだ。僕がブリタニアの王子さ。隠すつもりは無かったんだ。騙してたみたいですまなかったね」
シンデレラ 「王子様、大変ご無礼なことを言ってしまって申し訳ありません」
王子 「かしこまらないでくれ。僕はそういうの好きじゃない。あくまでも庶民と対等でありたいんだ。僕はルルーシュでいいよ」
シンデレラ 「ルルーシュ、なんであなたは王子なのに自分からこんな労働をしているの?」
王子 「僕は王子という階級にとらわれたくないんだ。このまま城内に引き篭もっていても何も起こらない。僕は、人のためになるような仕事を庶民に紛れてやるのが好きなんだ。やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいいだろう?僕は王子だから少し危険を伴うかもしれないけど、城の外でたまにこんな活動してるんだ」
ナレーター 「シンデレラは乙姫から言われたことを思い出していました。『未来を変えるにはまず自分が変わらなければいけない』王子は人から言われなくても、自分が不満に思ったことがあれば変えようと努力している。王子様はなんて素敵な人だろうかと
その後シンデレラは王子と意気投合し結婚しました。
それは、シンデレラが少しでも自分を変えようとし始めたから出来たのです
自分を変えようとしなければシンデレラは継母達にこき使われていたことでしょう
でも少し努力してみることによって全く違う未来に辿りつきました。
未来は変えられる。変えるためには自分が変わらなければならない。
そして、忘れていけないのが周りの助け。一人では未来を変えることなんて出来ない。
周りの助けがあってこそ未来は変えられる。
シンデレラは、乙姫から教えられたその言葉をいつまでも忘れずに
王子と一緒に幸せに過ごしました」
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2008/09/17 |
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